2007年7月24日火曜日

Radio VANDA第88回選曲リスト(2007/8/2)

Radio VANDA は、VANDA で紹介している素敵なポップ・ミュージックを実際にオンエアーするラジオ番組です。

Radio VANDA は、Sky PerfecTV! (スカパー) STAR digio の総合放送400ch.でオンエアーしています。

日時ですが 木曜夜 22:00-23:00 1時間が本放送。
再放送は その後の日曜朝 10:00-11:00 (変更・特番で休止の可能性あり) です。

佐野が DJ をしながら、毎回他では聴けない貴重なレア音源を交えてお届けします。


特集:Bob Crewe
 

1. Navy Blue('64) ...Dian Renay 

2. Kiss Me Sailor('64)...Dian Renay   

3. Man Of Mystery'64) ...Dian Renay

4. Growin' Up Too Fast('64) ...Dian Renay  

5. A Lover's Concerto('65) ...Toys  

6. Jenny Take A Ride('65) ...Mitch Ryder & The Detroit Wheels  

7. (Look For The)Rainbow('65)...Eddie Rambeau  

8. Skiing  In The Snow('65)...Beach Girls 

9. We'll Be Makin'Out('66) ...Jessica James & The Outlaws 

10. Music To Watch Girls By('66) ...Bob Crewe Generation  

11. Winter Warm ('66) ...Bob Crewe Generation 

12. Time Marches On('66) ...Lainie Hill

13. Treat Me Like A Lady('66) ...Lesley Gore 

14. I Woke Up('66) ...Four Seasons 

15. Warm Smoke('67) ...Peter Antell  

16. Barbarella('68)...Glitterhouse  

17. A Felicidade('66) ...Bob Crewe Generation 

 

 

 

2007年7月9日月曜日

WACK WACK RHYTHM BAND : 『WACK WACK RHYTHM BAND』 (FILE FRCD-116)



98年の『WEEKEND JACK』から実に5年振りとなるのが、このWACK WACK RHYTHM BANDのセカンド・アルバム。
彼らは、90年代初頭から東京のクラブ・シーンを背景に、音に敏感なボヘミアン達に愛された、UK 経由のR&Bをベースとしたインスト・グループだ。

4リズムにパーカッション、5管のブラスセクションからなるそのサウンドには、様々なアイディアと東京のミュージシャンならではのセンスを感じさせられ、その折衷感覚は一筋縄ではいかない。 例えば冒頭の「Surfin'Hard」では、The Who~キンクス風ギター・リフを生かしたホット・ロッド・サウンドに、ファンキーなブラスが絡み、ラウンジーなオルガンが鳴り響いているといった具合だ。
又これだけに留まらず、ブレイクにはピエロ・ウミリアーニよろしくモンドな掛け声や、フリーキーなアナログ・シンセのSE、そしてキース・ムーンばりの骨太のドラム・ソロ等が待ち構えている。 と、実に向こう見ずで破天荒なサウンドが展開していくのだ。

VANDA的チェックで引っ掛かる歌モノでは、トニー・マコウレイ~ファンデーションズのサウンド(あの曲)を彷彿させる「Bittersweet In My Bag」と、キッズソウル風ジャンプ・ナンバーの「Saturday Night Flying Booster」が特にお薦め。 又アルバム中最もダンスチューンとして完成度が高いのは、変拍子ブレイクを持ったアフロ・ファンク風の「CAPTAIN OLMECA」ではないだろうか。 他にも、哀愁感漂うソウル・フィールが古くならない「A Swallow Flies High」や、プリミティブなメロディ・ラインがほろ苦い「Dreams Come Through」も曲の良さが際立っている好例だろう。 「Dreams・・・」には、70年代のアウトロー系青春ドラマのタイトル・ナンバーを思わせる、転調するブリッジの女性コーラスやレズリーをかましたギターのリフ等、隅々にサウンドの懐の広さを感じさせられる。

とにかく、本作は東京的バーサタイル・サウンドの極致であり、実力、センス共に他を寄せ付けない風格を備えている一方で、その音から滲み出ている人の良さに、メルシーな気分にさせられる希な作品なのだ。
因みに本作からは、3枚計6曲が限定7インチ・シングルとしてカットされているので、興味のある方は早期の入手をお薦めする。
(ウチタカヒデ)

2007年7月1日日曜日

☆Frankie Valli & The Four Seasons:『The Music Of Frankie Valli & 4 Seasons...Jersey Beat...』(Rhino/R2-74852)CD/DVD

全フォー・シーズンズ・ファン、いやこのサイトを見ている全てのポップス・ファンにとって最高のボックス・セットがリリースされた。ベスト・オブのCD3枚と、1963年から1976年のTV番組でのライブを集めたDVD1枚という内容だが、何といっても嬉しいのはDVDだ。なにしろフォー・シーズンズの黄金時代の映像を集めた単品のDVDというのは、LDVHS時代までさかのぼっても無く、「エド・サリヴァン・ショー」や「ハラバルー」で60年代の映像を数曲楽しめる程度だった。その欲求不満が一気に解消されたのがこのDVD、まず楽器を持たない「スティーヴ・アレン・ショー」の「Big Girls Don't Cry」からスタート、きちんと完奏する別録なのが嬉しいところ。そして目玉のひとつ、64年の「ブロードウェイ・トナイト」での「Sherry」「Big Girls Don't Cry」「Dawn」「Rag Doll」でのメドレーに移る。この4曲は編集ではなくメンバーがちゃんと演奏しながら歌った完全なスタジオ・ライブで、ベースのリフなどもきちんと手が合っているし、この当時のフォー・シーズンズのリアル・ライブを初めて見ることができた。同じショーでの「Brotherhood Of Man」は楽器を持たずにメンバーが歌い踊り、イースト・コーストのプロ・エンターティナーということを存分に感じさせてくれた。既発の「ハラバルー」の「Working My Way Back To You初登場だが「You Tube」でのレギュラー?ソロの「Can't Take My Eyes Off You」の後は、再び本DVDの目玉、71年の「トップ・オブ・ザ・ポップス」でのリアル・ライブ「Let's Hang On」「I've Got You Under My Skin」が登場する。この2曲のライブは、何しろサウンドが素晴らしい。生オーケストラも入っているし、その完成度は本DVDでピカイチ。ギターはこの時期に短期間在籍したボブ・グリムと思われ、注目度はさらにアップだ。68年の「クラフト・ミュージック・ホール」での「Saturday's Father」は、楽器をもたない口パクライブで、後半はメンバーが登場しない映像に変わってしまう。ただしこの時代のライブは珍しい。他はやはり「You Tube」でのレギュラー、ソロの「Hurt Yourself」、72年のロスでの「Dawn」のライブをはさんで、「Who Loves You」「Rhapsody」「December,1963」のプロモ・フィルム3曲でおしまいとなる。このプロモ3曲も注目で、ジェリー・ポルチ、ドン・チコーネがメインでリード・ヴォーカルを受け持つため、ライブでの「フランキー・ヴァリ=フォー・シーズンズ」のイメージとは異なるその映像に目が釘付けになった。CDではフォー・シーズンズとビーチ・ボーイズが共演した84年の「East Meets West」が初のCD化で、シングルを持っていない人は、これ1曲で買う価値がある。曲自体は1+1が2とはいかず、1.5くらいで終わってしまったのがちょっと残念。あとフランキー・ヴァリ76年のヒット・ソロ・シングル「Fallen Angel」。も、初CD化かも。芳醇なメロディを持った素晴らしい曲で、曲の内容では「East Meets West」よりずっと価値がある。(佐野)
商品の詳細

☆Who:『Sell Out』(ユニヴァーサル/UICP93002)


最近の日本のリイシューといえばほぼ紙ジャケだが、音源派の私としてはどうでもいいものばかりで、およそ購入することはなかった。フーの紙ジャケもしかり。いくらオリジナルの日本盤LPが超プレミアで編集が違っていようが、テイクが同じなら興味はない。しかし日本独自ジャケのこのアルバムだけは違った。それは世界初のモノラルでのリイシューだからだ。このアルバムは『Tommy』『Who's Next』と並ぶフーの3大名作アルバムと私は確信しているが、その名盤のモノラルはステレオと大きく異なっていたのだから、このリイシューは価値がある。特に違うのは3曲。とりわけ「Our Love Was」は間奏のピートのギターが、モノではハワイアンのような和音になっていて、まったくの別テイクだった。「Odorono」はバッキングのピートのリフがミキシングでほとんど消されていてコードだけが聴こえるという少々寂しい仕上がり。また「Mary Anne With The Shaky Hand」はアルバム・ヴァージョンながら、エンディングだけはシングル・ヴァージョンのようなエフェクトがかけられていた。ピートのメロディ・メイカーとしての才能が開花したこのアルバム、今聴いても本当に素晴らしい。いまから30年近く前に、近所に住んでいた友人と二人でこの『Sell Out』を、間をつなぐジングルまで含めて全てコピーして録音したことを思い出した。けっこう気にいっていたのだが、あのテープ、いったいどこにいったのだろう...。(佐野)
エキサイティング・ザ・フー(紙ジャケット仕様)

☆Lovin' Spoonful:『Do You Believe In Magic:The Music Of John Sebastian & The Lovin' Spoonful』(SRO/D4248)DVD

外国で編集されたこの手のアーティストのヒストリーDVDは、曲の映像になるとおそらく権利の関係でフルにかけられず、すぐにフェイドアウトしてしまう抜粋ものばかりで、このDVDも期待していなかった。しかしこれは違う。違うどころか、ジョン・セバスチャンのコメントのあとにすぐ当時のライブ映像が10曲もフルで収録されるという最高の編集のDVDだった。このDVDは絶対に買うべき、最重要の1枚である。曲はHullabalooShindigTAMI-TNT ShowEd Sullivan Showなどのものだと思われる。Ready Steady Goらしいものもある。初めて見るものもあるし、これから詳しく調べてみようと思う。白黒映像がDo You Believe In Magic」、「You Didn't Have To Be So Nice」、「Did You Ever Have To Make Up Your Mind」、カラーで「Daydream」、「Rain On The Roof」、「Summer In The City」、「Nashville Cats」、「She Is Still A Mystery」、「Darling Be Home Soon」、「Welcome Back Kotter」、このうち「Darling Be Home Soon」、「Welcome Back Kotter」の2曲はジョン・セバスチャンのソロだ。スプーンフルのライブは、ジョン・セバスチャンが持ってくる変わった楽器の数々、陽気なザル・ヤノフスキーのステージ・パフォーマンス、この2つが見所だろう。見ている我々を楽しくさせてくれる雰囲気がある。ザルが抜けてジェリー・イエスターが加入した映像を見るのは初めてで、その「She Is Still A Mystery」は曲の雰囲気も相まって不思議な雰囲気があり、まるで別のバンドを見ているかのようだった。いつの映像化は分からないが、「Tower Of Song:The Canadian Music Hall Of Fame」という番組にザルが出演しており、ひげもじゃになっていたが、スプーンフル脱退後の映像を見るのは初めてで興味深かった。まあ百聞は一見にしかず、購入して実際に見てみましょう。(佐野)