2006年9月1日金曜日

☆Fun & Games:『Elephant Candy』(Rev-Ola/CRREV121)

イエローバルーンを作る出したゲイリー・ゼクリーの次のプロジェクトとして、10年前の「ソフトロックA to Z」で取り上げ、いち早くプッシュしていたのに、CD化に気づかず、1年も経ってしまい間抜けなレビューになってしまった。しかし紹介しない訳にはいかなだろう。このアルバムのプロデューサーであるゲイリー・ゼクリーは、全11曲中7曲を作曲し、まさにソロ・プロジェクトに近いものになった。典型的なバブルガム・タイプの曲もあるが、ハープシコードをフィーチャーしたバッキングにコーラスというソフトロック・タイプの曲が光り、全体的に憂いを帯びているのが特徴。「Topanga Canyon Road」や「Close To Camel」のくすんだ美しさが素晴らしい。シングル・カットされたものはシングル・ミックスも収録されたが、この中にはアルバム未収録のゲイリー・ゼクリー作品「We」も収録された。雄大なメロディとサウンドを持つ快作だが、ミックスがおかしい。バッキングのギターが非常に大きくミックスされ、ヴォーカルすら阻害している。何でこんなミックスが入ってしまったのか、いい曲だけに残念だ。(佐野)
商品の詳細









0 件のコメント:

コメントを投稿