2006年5月8日月曜日

☆The Bugaloos The Complete Series(Rhino/R2-971607)DVD3枚

2001年にRhino Handmadeからビデオテープのボックスでリリースされていた「バガルーズ」がついにDVD化された。バガルーズは1970912日より197112日に渡ってNBCネットワークで毎週土曜日に放送された子供番組。Tranquility Forest という森に暮らしている背中に羽を付けた男の子3人と女の子1人の "バガルーズ" と、バガルーズと友達のスパンキーを目の敵にして森から追い出そうとしている Benita Bizzarreという魔女とのドタバタコメディで、登場人物はバガルーズと Benita 以外はすべて縫いぐるみだった。VANDAで特集を組み、このHPでも既に紹介済みなので、内容については詳しくはかかないが、このバカルーズの劇中歌は『The Bugaloos』のタイトルで当時キャピトルからリリースされ、2000年には日本のVivid SoundCD化されているので、既にご存知の方も多いと思う。曲はプロデューサーのHal Yoeglerが半数以上を作曲し、他にチャールズ・フォックスとアル・カーシャが2曲づつ提供しただけあり、音楽的にも好ナンバーが並んでいた。番組ではほぼ毎回バガルーズの面々が歌を披露、楽器を持っていても実際に弾いている訳ではないが、その大半はレコードとは違う放送用の別ヴァージョンだった。そして4曲は番組だけのオリジナル曲で、キャッチーで気品がある「I'm As Happy As Can Be」は、アルバム収録曲よりも出来がいい。そう、バガルーズは毎回挿入歌の楽しみもあった。しかし何と言ってもバガルーズの魅力は、バガルーズの紅一点、ジョイ(Joy)ことキャロライン・エリスの可愛らしさだ。ピンクのチュチュのような服を着て、顔は日本人好みの童顔、いつも笑顔を絶やさないジョイを見ることが、バガルーズ・ファンの本音だ。(事実、アメリカのバガルーズのホームページもジョイのファンばかり)そして今回のDVD化にあたって、メンバーへのインタビューが収録されていた。ジョイはいったいどうなっているのか?ロニー・スペクターみたいに太ってしまったら嫌だなあとちょっと危惧したが、ジョイは確かに歳をとったが、顔の輪郭はそのままで、あの笑顔はまったく変わっていなかった。体型もスレンダーだし、いい年のとり方をしている。反面、リーダー格で男っぽく、一番背が高いI.Q.は、現在ではやせこけてしわも多く老人のように変貌してしまった。一番背が低く、童顔でマスコット的存在だったCourageは、ひげをたくわえた落ち着いた紳士になっていて、まったく人間の将来なんて分からないものである。黒一点?のHarmonyだけはインタビューに登場しなかったが、元気なのかな。DVDは日本のアマゾンでビデオの1/3くらいの金額で入手できるのでとてもリーズナブル。ただしリージョン1なので、リージョン・フリー・プレイヤーで見よう。リージョン・フリー、PAL対応のDVDプレイヤーは1台は持っていないとね。
(佐野)
The World of Sid & Marty Krofft - The Bugaloos Complete Series

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