2004年6月4日金曜日

☆Curt Boettcher:『Chicken Little Was Right』(Sound City/9016)

カート・ベッチャーがウェブ ・バレルというミュージシャンと共に、73年のファースト・ソロ・アルバム『There's An Innocent Face』の後に録音した未発表音源集がリリースされた。
ベースは、アコースティック・ギターにカートのヴォーカル、そしてハーモニーというシンプルなものだが、歌い方、演奏はキッチリと作り込まれたものなので、これはデモではない。ベスト・トラックは牧歌的な、カート自身のペンによる "I Call You My Rainbow" だろう。リコーダーの音色も実に爽やかでいい。
全体的にはスタッフが同じなので『There's An Innocent Face』と同じプロダクションで作られていて、続編という印象がある。ただ本作の方が明るい曲想のものが多く、若干華やかな印象が
ある。なお "Astral Cowboys" は『Misty Mirage』にも収録されていたお馴染みのナンバーのリメイクだった。
(佐野)
 
Chicken Little Was Right                                   

0 件のコメント:

コメントを投稿