The Beach Boys:『Hawthorne,CA』(Capitol 72435-31583-2-3)


待望のビーチ・ボーイズのレア・トラックス集が発売された。初登場のもののみ紹介しよう。

まずは自宅の住所をタイトルにしただけあって、自宅での"Surfin"のリハーサルからスタートする。"Surfin' USA"はピアノの弾き語りからドラムも加えたデモへと編集される。歯切れのいいギターに乗った快調な"Shut Down"のライブは65年5月のシカゴ公演より。ボブ&シェリのボブ・ノーバーグを呼んでのまだ単調な"Little Deuce Coupe"のデモ、"Dance Dance Dance""Salt Lake City""And Your Dream Comes True"のトゥルーステレオ、"Kiss Me Baby"の素晴らしいアカぺラを聴くと早く『Today』『Summer Days』のステレオ・リミックスを出せと言いたくなるはず。アカペラのパートを挟んだ"The Little Girl I Once Know"の別テイク、バックトラックのみの"Surfin' USA""Fun Fun Fun""Good To My Baby"、そしてガヤガヤ声がオーバーダブされていない"Barbara Ann""Devoted To You"でディスク1はおしまい。ディスク2は"Can't Wait Too Long"のアカペラからスタート、"Good Vobrations"のセッションとコンサートのリハーサル、"Heroes And Villains"のステレオ・シングル・ヴァージョン、"Vegetables"の笑い声のエンディングのステレオヴァージョン、"With Me Tonight"のアップテンポ・ヴァージョンと続く。そしていよいよお待たせ未発表曲はキャッチーなメロディを持つ小品"Lonely Days"で、"Let The Wind Blow"のステレオ・リミックス、"I Went To Sleep"のアカペラ、"Time To Get Alone"の別ヴァージョンと非常にクリアーな音質のナンバーが続き、『Wild Honey』以降のリミックスも聴きたくなってくるだろう。さらに今度はデニスのピアノの弾き語りの美しい未発表曲"A Time To Live In Dreams"が現れる。"Be With Me"のバックトラックを挟み、様々な楽器の音が聴こえてきて別テイクと言ってもいいような驚きの"Cotton Fields"のステレオシングルヴァージョン、"Break Away"のクリアーな別テイク、"Add Some Music To Your Day""Forever"の素晴らしいアカペラへと続く。特に"Forever"は美しい。そして"Sail On Sailor"のバックトラックで盛り上がり(おそらく一緒に歌っているはず)、"Old Man River"のアカペラで誰もが言葉を失うだろう。、まさに絶品、ビーチボーイズの歌の上手さにほれ直したのは私だけではあるまい。

(佐野)

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このページは、Kunihiko Sanoが2001年7月31日 17:49に書いたブログ記事です。

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