The Beach Boys:『Aloha From Hawaii』(Spank 147)


Vigotoneより、初登場の音源満載のブートがリリースされた。これは2部構成で前半は1967年8月25日、ホノルル・インターナショナル・センターでのライブだ。音はライン録音でいいが、バッキングのバランスがやや悪く、聴こえる楽器とそうでない楽器がある。

しかしこの時のライブはレコードと同じようなハーモニーの再現が主眼だったようで、パワフルではなくささやくような歌い方でハーモニーは実に繊細に再現されている。この狙いはCD後半収録の同年9月11日にハリウッドのWally Heider's Studioで録音されたライブ用のリハーサルで裏打ちされる。このリハーサル、以前、Vigotoneの『Lei'd In Hawaii Rehearsal』でリリースされたものと同じようだが、本CDのものはライブのあった同じ8月25日のリハーサルで内容が違う。さてなんといっても初登場のこのライブだが、いきなり"The Letter"から始まり、私の好きな"Hawaii"で会場を盛り上げていく。その後完璧なハモリの"You're So Good To Me"、自家薬籠中の"Surfer Girl"へつなげる。そしてなんと"Surfin'"だ。ギターサウンドのバッキングに乗ってなかなかいいのだ。さらに"Gettin' Hungry"のライブというこの時代しか聴かれないものも。レコードと同じ安っぽい仕上がりだ。"California Girls"は最後のリフレインがほとんどアカペラというライブ用のアレンジになっていた。"Wouldn't It Be Nice"はこのライブがキーボード中心のバッキングだったので、特にこの曲は合わない。"Heroes And Villains"はレコードそのものの複雑なコーラスパートが再現され驚異の出来栄え。これは凄い。"God Only Knows""Good Vibrations""Barbara Ann"と続いて全11曲のライブだった。リハーサルは8曲。

(佐野)

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このページは、Kunihiko Sanoが2001年7月31日 17:56に書いたブログ記事です。

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