このシリーズ、まだ続きがあった。今度はVol.8までの4枚だが、Vol.8は全て公式音源なので紹介はしない。まずはマイクのソロ中心で78年録音のVol.5から。"Almost Summer"4テイクなど、複数テイクのものが多いが、かつての『Surfin' Rarities』シリーズや他に入ったものばかりで、確約はできないが、新発見はなさそうだ。78年から83年のデモ集Vol.6では"Goin' On"がある。特にTrackとカッコ書きされたカラオケテイクは、アップテンポの歯切れのいいドラムのパートが交互に加わり、完成していたらまったく別の雰囲気の曲ができあがったことを伺わせた。あとマイクの歌がまったくキーが違っていて、まともにはとても聴くことができない"Can't Stop Talking About American Girls"も私は初めて聴いた気がするのだがどうだろうか。84年から89年の公式音源集Vol.7には唯一の未発表曲、84年『The Beach Boys』のアウトテイク"At The Hop"が収録された。古いロックンロールのカバーを完璧に歌いこなしたこのテイクは、このシリーズのハイライトになった。
(佐野)

コメントする