これは99年のリリースなのだが、私が今まで気づかなかったため、あえて紹介したい。タイトルのようにダンテが自分のお気に入りの曲を歌ったものだが、まず嬉しいのはあの若々しい声が変わっていないことだ。そして予算をかけて録音していないので、シンプルな演奏が逆に60~70年代のサウンドを再現している。
Gary Zekley作のグラス・ルーツの大ヒット、"I'd Wait A Million Years"からスタートし、最後は自分がリード・ヴォーカルを取ったカフ・リンクスの"Tracy"で終わるこのCD、まず、目立つのは6曲ものグラス・ルーツのカバーだ。よっぽど好きなのだろう。個人的には"Temptation Eyes"と"Where Were You When I Needed You"が嬉しい。注目はアソシエイションのカバー3曲だ。特に"Cherish"のような高度なハーモニーの曲も再現していて、ダンテのこだわり度が伺える。 そして"Tracy"はやはりいい。"Sugar Sugar"が入らなかったのは、ドン・カーシュナーの陰謀か?
(佐野)

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