Lee Mallory:『That's The Way It's Gonna Be』(TYO/0038)


ボールルームからミレニウムまで、長くカート・ベッチャーと共に活動したリー・マロリー。その彼のカートがプロデュースしたシングル2枚に未発表曲、デモを加えたのが本CDだ。

全14曲の中で光るのはやはりシングルの4曲。それもファーストの2曲がずば抜けている。"That's The Way It's Gonna Be"のアヴァンギャルドさはどうだ。ポップなメロディとサイケデリックなサウンド、そして革新的なカートのハーモニーが合わさったこの曲は66年の作品とはとても思えない。B面の"Many Are The Times"はサウンドはオーソドックスだが、虚空から現れるようなカートのハーモニーが凄い。ブライアン・ウィルソンのそれとは明らかにまったく違う、カート独自のスタイルである。セカンドの"Take My Hand"は一転、ポップでキャッチーな曲になった。これらのシングルの同時期に録音されたのがトラディショナルの"Wild Mountain Thyme"で、さらにオーソドックスなサウンドながらハーモニーはさすが。残りのカートが関係しないデモはロック調のものが並び、ミレニウムのサウンドとは遠い作品ばかりだった。

(佐野)

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このページは、Kunihiko Sanoが2000年7月 4日 18:42に書いたブログ記事です。

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