Greatest Hits Vol.3:Best Of The Brother Years 1970-1986(Capitol/72435-24511-2-8)


  いよいよ70年代以降のReprise,Caribouから出ていた音源がBrotherとして一本となって、Capitol/EMIからリリースされることになった。オリジナル・アルバムのリイシューが待ち望まれているが、その前にこのベストがリリースされた。全20曲、「ベスト」という名の通り、ヒット曲は大方収められ、無難な選曲だ。

ただこれはアメリカ仕様であって、日本などの他の国はワールド・ワイド仕様の別選曲になる模様。この手のベストはチャート・インした曲を全部入れるなど明確なコンセプトがないと結局は趣味の問題になるので、みんなが納得するものなどできるはずがない。よって選曲についてはウダウダ言う気はないが、デニスの曲が名曲「Forever」も含め1曲も入っていないのはいただけない。音質は良く、以前のソニーのCD(ドイツ盤『Ten Years Of Harmony』を除く)化では、アルバム・ヴァージョンや別テイク、イントロが欠けたテイクに差し替えられた「Rock And Roll Music」や「Come Go With Me」「Peggy Sue」「Honkin' Down The Highway」は本来のシングル・ヴァージョンやオリジナル・テイクに戻り、「Susie Cincinnati」は『15 Big Ones』以前のシングル・ヴァージョン、「California」もシングル・ヴァージョンが収められた。ちなみに「It's OK」のシングル・ヴァージョンとは2%スピード・アップしたヴァージョンのこと。続くオリジナル・アルバムもすべて本来のテイクに戻るのは間違いなさそうで、それは朗報になるだろうが、逆にテイク違いの入っているソニーのCDはコレクターズ・アイテムになるんだろうなあ。

(佐野)

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このページは、Kunihiko Sanoが2000年7月 4日 18:26に書いたブログ記事です。

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