ボビー・ヴィーのアルバムでもベストのカップリングが誕生した。ただし、両者の間は4年離れており、サウンド的には大きく異なっているのだが。
さてまずは『Come Back When You Grow Up』だが、これは『Soft Rock A to Z』でも大きく取り上げた、67年リリースのソフトロックの傑作である。レオン・ラッセル、アル・キャップスらがアレンジャーに付き、プロ作曲家陣が曲を書く、この実績のあるプロにまかせたパターンが功を奏した。「作曲家ロン・ダンテ」の"A Rose Grew In The Ashes""Objects Of Gold"の2曲が光る。そしてアルバムのハイライトが高揚感に満ちた"Get The Message"、ポップな"Hold On To Him"、洒落た"World Down On Your Knees"の中間の3曲。ボビー・ヴィーがオールディーズだと敬遠していた人は驚くに違いない。63年のアルバム『Bobby Vee Meets The Ventures』はタイトルのごとくベンチャーズがボビー・ヴィーのバッキングを担当した注目盤。ベンチャーズならではのタイトな演奏が、オールディーズ時代の彼の曲をビシッと締めている。ベンチャーズの演奏はいつ聴いても最高だ。
(佐野)

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