Billy Nicholls:『Snapshot』(South West/SWLP003)...LP


  ビリー・ニコルスの眠れる音源がまた大量に登場した。このアルバムはなんとLPだけのリリースで、レーベルは以前紹介した『Would You Believe』と『Love Song』のCDを限定500枚、本人のサイン入りで販売したSouth Westである。
さて肝心な内容は彼が67年から68年の間、イミディエイト時代に録音していたデモ集である。当然『Would You Believe』の直前なので、アルバムに入った曲の大半のデモを聴くことができる。ないのは「Daytime Girl」「Question Mark」だけ。12弦を弾きながらハーモニーを加えていて、曲によってはキーボードやドラム、ベースを入れてかなりの仕上がりを見せている。そして「Happiness Song」「Casey Jones」「Alaways On My Mind」「I'm Top Blame」「Umblrella Song」「Good Day Goodnight」「Now She's Mine」「Walking Through The Park」は初登場。憂いを帯びたメロディと陰りのあるヴォーカルはいかにもイギリス的だ。注目は「Would You Believe」で、デモの段階でスティーヴ・マリオットとロニー・レーンがコーラスで、演奏ではケニー・ジョーンズ、イアン・マクレガンも加わり、スモール・フェイセスがフル・メンバーで参加していた。コーラスのキーが一部違い、マリオットのシャウトがないなど、明らかに違うテイクだが、その完成度は高い。この曲はSouth Westでの『Would You Believe』のCDのみ、アンドリュー・オールダムの手が入る前のスモール・フェイセス・ヴァージョンが収録されていたが、それよりも前のテイクである。あと「It Brings Me Down」にもマリオットがコーラスで参加とクレジットされているが、2テイク入っているどちらのヴァージョンでもどちらに入っているか確認できなかった。
(佐野)

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このページは、Kunihiko Sanoが1999年6月17日 18:26に書いたブログ記事です。

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