1998年12月19日土曜日

☆Kinks : Soap Opera(ビクター/60498)☆Kinks : Schoolboys In Disgrace(ビクター/60499)☆Kinks : Sleepwalker(ビクター/60500)☆Kinks : Misfits(ビクター/60501)

リマスター第4弾はRCAも越えアリスタへ突入。アルバムの内容は常識として省略するとして、ボーナス・トラックについて紹介しよう。
まず「Soap Opera」には "Everybody's A Star" の貴重なラジオ局用のモノ・ミックス。アップテンポで、シャキシャキ聴こえるのがグッド。それと75年6月14日のロンドンのニュー・ヴィクトリア・シアターでのライブが "Ordinary People"  "You Make It All Worthwhile"  "Underneath The Neon Sign" の3曲。この時代のライブはまさに「劇」で、こんなきちんとした録音があるのなら3曲だけなのはもったいない、願わくば是非ビデオも出して欲しい。「Schoolboys In Disgrace」にはどういう訳かボーナス・トラックはない。「Sleepwalker」にはUK盤の "Rock'n'Roll Fantasy" のB面のみ収録されていた貴重なブルース・ナンバー "Artificial Light" 、オリジナルアルバムではアルバム未収録のシングル "Father Christmas" (後述の「Misfits」にボーナス収録)のB面のインチキ・パンク野郎を歌ったロック・ナンバー "Prince Of The Punks" が入り、この2曲は初の CD 化。アルバムのアウトテイクが「The Poseur」と「On The Outside」。風刺の聴いたクールな前者と美しいメロディを持つ後者は、没にしたのがもったいない高いクオリティの佳曲だ。 "Waterloo Sunset" の CD シングルに収められていたギターなどを加えた(ミックスで戻した?)94年の後者のリミックスも収録されている。最後の「Misfits」では "Black Messiah" をアップテンポにして若干演奏をオンにしたUS盤のシングル用テイクと、ギターをオンにしたミックスを施したLive Life" のUS盤シングル・テイクが個人的にも初の発見。あと「A Rock'n'Roll Fantasy」を短く編集したUSシングルのみエディットが収められていた。(佐野)
Soap OperaSchoolboys in Disgraceスリープウォーカー+5Misfits (Hybr)



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