Unsurpassed Masters vol 13,14 、「Pet Sounds」に突入


  まずシリーズのVol.13、14は「Pet Sounds」のアウトテイク CD 4枚組2セットで、計 CD 8枚、524分にも及ぶヴォリュームにまず圧倒される。「The Pet Sounds Sessions」のボックスが出たばかりなのに、まだこれだけの音源があるのだから驚きだ。
ただし「The Pet Sounds Sessions」のようなヴォーカリストが既発表テイクとは違っていたり、別のアレンジだったりするテイクはない。バックトラックのテイク1から始まって完成まで、そしてヴォーカルを入れ、重ねて歌ってダブルトラック、さらにバック・コーラスをオーヴァーダブしていく過程がすべて分かる、「メイキング・オブ・オフィシャル・ヴァージョン」集といったところだ。しかし全部聴くのは重労働で、相当なファンでもうんざりしてしまう。ただ、ディスク1には既発表のものとは違ったヴォーカルがオンの完成に近いテイクが収められいて、ここは聴きやすいのでおすすめだ。またディスク8は66年のブライアンのピアノの即興、ラジオ局K.O.M.A.のためのジングルをパート別に練習して合体させる模様、さらにハニーズが "Row Row Row Your Boat" の輪唱をブライアンと共に練習している模様が収められていた。
 さらに番外編というべき3枚組のボックス「The Live Box 1965-1968」も同時にリリースされた。まず中核は66年10月22日のミシガン大学でのライブをファースト・ショウ、セカンド・ショウともに全て収録したもの。合わせて68年のロンドンでのリハーサル2曲、65年のシカゴでのライブ7曲はヴォーカルがオーバー・ダブされていた。そして67年9月のWally Heider'sスタジオでのリハーサルが12テイク入っているが、こちらは気のない演奏のみ練習が多く面白いものではない。
(佐野)

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このページは、Kunihiko Sanoが1998年6月11日 18:07に書いたブログ記事です。

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