ハリケーン・スミスことノーマン・スミスは、ビートルズの「Rubber Soul」「Revolver」のミキシング担当のエンジニアであり、ピンク・フロイドのプロデュースも担当したマルチ・ミュージシャンで、71年に自作の "Don't Let It Die" でソロ・デビューし、72年には "Oh Babe What Would You Say" が全米3位の大ヒットを記録し、一躍注目された。
73年にはソロ・アルバム「Hurricane Smith」をリリースし、そのほとんどがオリジナルで類い希なポップ・センスを披露した。声はダミ声でソフト・ロック風とは言えないが、ノスタルジックで明快なメロディ、ストリングスを巧みに使ったバッキングは、まさにハイセンスなポップスの手本。オリジナルのジャケットは音楽とは似つかわくないヒゲのオヤジの本人のアップだったので、本CDは何の関係もない女性の横顔を配している。
(佐野)

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