☆Brady Bunch : Meet The Brady Bunch(MCA/11457)
☆Brady Bunch : The Kids From The Brady Bunch(MCA/11456)
☆Brady Bunch : The Brady Bunch Phonographic Album(MCA/11458)
☆Brady Bunch : Christmas With The Brady Bunch(MCA/20890)
前号の「テレビ・バブルガム・グループ」で紹介したブラディ・バンチだが、ベストものの CD 「It's A Sunshine Day」(MCA/10764)1枚だけが出ていただけだったが、なんと一挙にオリジナル・アルバム4タイトルすべてまとめてリイシューされた。どれもアメリカでは100ドルを軽く超える値段がついているレア盤なので、この機会に買い逃すと後悔すること間違いなし。
どれもソフト・ロックというより明らかなポップ・サウンドで、ブラディ・バンチの出演者の構成のとおり、言ってみれば「子供の歌」なのだが、その選曲のセンスと洗練されたジャッキー・ミルズのプロデュースで、同時期のライヴァル、パートリッジ・ファミリーよりぐっと聴きどころが多い作品に仕上がっている。ビートの効いたロック・ナンバーはあまり出来が良くないが、メロディアスなナンバーはソフト・ロック・ファンにも十分アピールするクオリティがある。ベストはなんといっても「Meet The Brady Bunch」で特にミレニウムの "I Just Want To Be Your Friend" は絶品。そしてこのアルバムはジャッキー・ミルズとダニー・ジャンセン(18号Mother Love参照)のオリジナルが多く、これがアルバムの質を上げている。クリスマス・アルバムはちょっとお手軽な作りで、お薦めとはいかないが。実質的なラスト・アルバム「Chris Knight & Maureen McCormick」(300ドル以上の超レア盤)はどうなったのかと思えば、計4枚の CD に9曲収録され、かなりの曲が聴けるようになったが、ここはひとつ、フル・アルバムで復刻願いたい。この4枚で注目したいのはなんとミレニウムの名曲 "There Is Nothing More To Say" がカバーされていたことと、ゲイリー・ゼクリー作の "Tell Me Who You Love" (どちらも「Chris Knight~」収録曲)を見つけたことだ。やはりセンスがいいなあ。
(佐野)

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